木の家に住むメリットとは?木の家を建てるときの注意点も解説!
「木の家に住むメリットや木の長所を教えてほしい。」
「木の家を建てるときに気をつけるべきことは何だろう。」
このようにお悩みの方は多いですよね。
この記事では、木の長所や木の家の工法、木の家を建てる時の注意点について詳しく解説します。
あなたのお悩みを解決するために、この記事を参考にしてください。
□木の長所とは
1つ目は、軽くて強いことです。
鉄やコンクリートなどと強度を比較すると、木材は鉄のおよそ4倍の引っ張り強度があることがわかりました。
また、圧縮強度では、コンクリートのおよそ9.5倍の強さを誇ることが判明しました。
2つ目の長所は、耐久性が優れていることです。
桧材の柱などは、伐採後200年程度で1番強度が強くなると言われています。
従って、工法や使用方法によっても変化しますが、メンテナンスを怠らなければ、100年以上強度を保ち続けられます。
3つ目は、火に弱くないことです。
木材の特長は熱によって軟化しないことや、熱を伝えにくいことが挙げられます。
木材は350度から400度で燃えてしまいます。
しかし、ある程度の断面を持っている構造材のケースですと、表面は燃えても燃えあとが炭化層になります。
そして、炭化層になってからの燃え方はとても遅くなり、燃え残った部分の木材の強さは弱くなることなく、そのままの状態を保ちます。
一方、金属は高温になると、すぐに軟化や溶融が始まります。
つまり、鉄やアルミに比べて、木材の方がある程度の強度を長い時間維持できるのです。
通常の強度から60パーセントの強度に低下するまでに、木材は15分以上耐え続けられますが、鉄は4分程度、アルミは3分程度しか維持できません。
木は火に弱いとイメージしている方がたくさんいらっしゃるのではないのでしょうか。
火はある程度火災に対して抵抗力があるため、火に弱いというわけではないのです。
4つ目は、断熱性能が優れていることです。
コンクリートや鉄と比較すると、木は断熱性能に優れています。
「断熱性能が住宅にどのような影響をもたらすのかわからない。」
このように、断熱性能と住宅の関係を知らない方はたくさんいらっしゃいますよね。
結論から言いますと、断熱性能が優れている住宅の方が、光熱費を抑えられます。
その理由は、断熱性能が優れている住宅の方が冷暖房の効率が高くなるからです。
そもそも、断熱性能が高いということは、熱を伝えにくいことを意味します。
住宅において断熱性能が高い建材を使用すると、住宅の中の熱が外に流出しにくく、外の空気が住宅の中に流入しにくいです。
そのため、冷暖房が効きやすくなり、結果的に光熱費の節約に繋がります。
□木の家の工法とは
1つ目の工法は、木造軸組み工法です。
この工法は、日本の伝統的な工法で在来工法とも呼ばれています。
昔ながらの日本家屋のほとんどがこの方法で建てられています。
メリットは、設計や間取りの自由度が高いため、将来的にも増築やリノベーションしやすいことです。
建てた住宅は長期間住むため、住んでいる間にライフスタイルが変化し、住宅に求める機能も変化する可能性があります。
増築やリノベーションしやすいことはその点においてはとてもうれしいですよね。
デメリットは次に紹介するツーバイフォー工法よりも耐震性が低いことです。
2つ目の工法は、ツーバイフォー工法です。
この工法は、欧米から取り入れられました。
木造軸組み工法は柱と梁で住宅を支えるのに対して、ツーバイフォーは壁で支える工法です。
メリットは、耐震性や耐久性に優れていることです。
それだけでなく、気密性や断熱性も高いため、冷暖房が効率よく効きます。
ただし、間取りに制限があることに注意しましょう。
より自由な間取りを希望する方は、木造軸組み工法をおすすめします。
□木の家を建てる時の注意点とは
1つ目の注意点は、デザイン性だけでなく、機能性も考えることです。
見た目を優先するあまり、気密性が低くなってしまったというケースが考えられます。
先ほど紹介したように、木材の断熱性能が非常に高いです。
しかし、木材を適した場所に使用しないと、高い断熱性能が効果を発揮できなくなります。
気密性が低下すると冷暖房の効果が低下し、光熱費が高くなります。
そのため、使用する素材の長所を生かせるようにしましょう。
2つ目は、コストをオーバーしないように計画することです。
木の家に使用される素材の中には、入手が困難な物や季節によって流通量にばらつきがある物があります。
それらのような素材を中心に選択すると、予想していた以上に予算がかかり、コストをオーバーしてしまいます。
それだけでなく、細かなこだわりを実現しようとして、必要な設備を削らなければならなくなる恐れもあります。
予算をオーバーしないためには、こだわりに優先順位をつけましょう。
自分が住宅に取り入れたいこだわりの中でも、特に譲れないものやそうでないものを分類します。
そうすることによって、後悔しない家づくりがしやすくなりますよ。
□まとめ
今回は、木の長所や木の家の工法、木の家を建てる時の注意点を解説しました。
長所は軽いことや断熱性に優れていることなど、たくさんあります。
ただ、適した場所に使用しないと長所が生かせない恐れがあることに気をつけましょう。
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