「土地がある」にも種類がある

Other G 2-1.jpg

こんにちは!小笠原です。

仮に実家に家を建てることが出来る土地があるとしたら、
そして、そこに住んでもそう不便じゃないとしたら、
新たに土地を購入するのではなく、その土地を有効にすることを
まず考えてみてもいいのではないでしょうか?

ましてや、資金計画をした結果、
土地を買うと確実にそのあとの暮らしが
しんどくなりそうだとしたら、
そうすべきではないかと個人的には思っています。

土地購入費用が丸々浮くとしたら、
その分、別のことにお金を使うことが出来るからです。

子どもの教育、進学資金とか、
趣味、レジャー、旅行費用などなど・・・

弊社が商圏とさせていただいている松本市や安曇野市、塩尻市は
そういったお客様が多い様に思います。

ラッキー♡と飛びつく前に
一度このブログを読破してもらえると嬉しいです!!

文章の一部にどんな土地かで話は変わってくる

例えば、そもそも実家の近くの土地を
親御さんがあなたのために購入してくれたとしたら、
こんなラッキーなことはありませんよね。

その上、水道は引き込まれているし、加入金も払わなくていいし、
境界もちゃんとできているとかだと
言うことありません。
全くお金がいらないわけですからね。

心理的な負担が無ければ、なお良し!
感謝して飛びついてください!!

他方、倉庫や古い建物が建っている土地を
譲ってくれるとしたら、
まずその建物を解体しないといけないし、
水道がそのまま使えないとしたら
新たに引き込み直さないといけません。

また、境界が傾いているとか、
強度的に問題がある場合などは、
建て替えと同時にやり替えないといけません。

つまり
「土地を買わなくていい=土地に全くお金がかからない」
ということではないということなので、
手放しで喜ぶのではなく
こういった付帯工事に、多かれ少なかれお金がかかるということを
理解しておかないといけないというわけですね。

さらに、田舎の土地の場合などは
家を建てるために田んぼや畑といった農地を譲ってくれる場合がありますが、
この場合は家を建てる敷地の広さに留意しないと
とんでもないことになってしまいます。

土地の造成費用は
土地が広くなればなるほどより高くなるからです。

特に高いのが残土処分です。
(農地の場合、表土をすきとって別の種類の土を入れ直すため、
そのすきとった土の処分をしなければいけません)

また、残土処分費用だけではなく
新たに入れる土も、
体積が増せば増すほど
高くなるのは当たり前だし、土地の面積が広がれば
それに伴って隣地との境に新設する境界壁も
長くなってしまうため、
その費用も高くなってしまいます。
(最後の外構工事費用も、
土地が広いほど高くなってしまいます)
この他、農地の場合は
水道が敷地に引き込まれていないため、
100%水道引き込み工事をしないといけないし、
農地を宅地に変えるためには
農地転用申請という許可申請を県や市に行わないといけないため、
その許可申請費用も別途で必要となります。

そして、これらを合わせると
近くの土地を買うのと変わらないか、
あるいは買った方が安いなんてことも
十分ありえます。

このように単純に土地があるといっても、
その土地がどんな状況なのかによって、
かかる費用が大きく違ってくるのでそういった隠れた費用も
忘れずに予算計上しするようにしてくださいね!

そして、そのうえで
家にかける予算を決めていただければと思います。

PageTop