収納の活かし方と殺し方
平成30年の間で、
実は物価が10%ほど上がり
私たちが給料から天引きされている
社会保険などの費用も、
世帯平均で年間40万円ほど負担が上がったと言われています。
そして、平成30年間で
変わったことのもう1つが、
いろんなものが薄型になったことではないでしょうか。
その代表的なものがテレビであり、
パソコンや掃除機なども
どんどん場所をとらなくなっていますよね。
また、現在の家は昔と違って
収納をつくるのが当たり前なので、
タンスやドレッサーなども買う必要もなくなってきましたよね。
つまり、以前に比べて
プロダクトが薄型になったこと、
そして、収納を十分につくるのが
当たり前になったことから、
現在の家は、部屋自体を
以前のように大きくつくる必要性がなくなったのですが、
それにプラスして、
収納のつくり方もよく考えるべきではないでしょうか。
リビングには何がありますか?
いわゆる【押入れ】と呼ばれている
奥行きが深い収納は、
賃貸住宅では超ド定番の収納ですが、
この収納を使いにくいと感じたことはありませんか?
収納ボックスを置くに詰めて置けば、
手前の余ったスペースに
何かしら置いてしまうし、
そうなれば、奥のボックスの中に
何を入れてあるのか忘れてしまったり・・・
さらに、なぜか収納は
棚2枚がスタンダードなのですが、
実はこれもかなりもったいない収納のつくり方なんです!
空間に余白が生まれてしまうからです。
収納ボックスの上が空いているからって
そこに何かを置いたりしませんよね。
なので、収納をつくるときは
そのポテンシャルを最大に活かすように
奥行きや棚を考えるべきなんです。
細々としたものが多い
リビングダイニングやキッチンなどは
そうすべきだと思います。
ということで、
細々としたものが多い
リビングダイニングやキッチンの周りには、
奥行きが浅い収納が必要だ
ということを頭にいれながら、
間取りを考えていただければと思います。
そして、より収納を有効活用するためにも、
棚板の数をケチらないようにしてください。
棚板にはそれなりの費用がかかりますが、
ケチらず十分に棚をつくることができれば、
無駄に面積を増やさずとも
十分な収納を確保することができます。